妹のように愛しくて仕方ない女の子が、「実家の両親に送るでっかい絵を描く」というから、便乗した。結局同居人の1人も加わり、3人が一部屋にビニールシートを敷いて、それぞれの絵を描いた。
単純に、ただただ楽しかった。
どうせ描くなら自分が描きながらハッピーな気持ちになれるような絵にしよう、と思いながら描きはじめ、5日間くらいずっと絵の前で生活して、完成するころには周囲の大切な人たちへの感謝の気持ちでいっぱいだった。ひとつひとつ水泡を繋ぎ合せながら、私に関わってくれる人ひとりひとりに思いを馳せた。一度塗った上から新たな色で水泡を重ねたり、寄り添わせたりしながら、色んな事を思い出し、考えた。
以下、製作過程