もっといい方法があるのかもしれないのですが、今の段階で私がやっている方法はこれ。
もっといい方法あるよ!という方いらしたら、ぜひ教えてやってください(*^_^*)
さて、以前、「結婚お祝いのカピバラさんとホワイトさん」を作った時に行きついた、「ペン立て」部分の作り方です。
ペンキャップを作ってらっしゃる方のブログ等はたくさん拝見したのですが、筒状のパーツをどうやって作っているのか、過程を載せていらっしゃる方がなかなか見つけられなかったので、備忘録として、またこれから作ろうと思う方のご参考になればという思いで書きます。
写真多いです。
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■ペン立てにする場合は、筒状のパーツをいかに固く作っておくかがミソだと思います◎
■まず、ペンと羊毛を用意。
・ペンは傷がついてもいいものがいいです。
・ペンキャップを作る場合は同じくらいの太さのものを、ペン立てを作る場合は希望の穴の大きさより2まわりくらい大きいペンを用意するのがいいと思います(作っているうちに少し穴の直径が小さくなっていきます)。
・羊毛は写真では3gくらい。裂いてふわふわの状態にします。

■まずは羊毛をシート状にします。マットの上に羊毛を横長に置きます。

■その上に今度は縦方向に羊毛を重ねます。

■さらに上からまた横方向に羊毛を重ねます。
・ここでは3層でやりましたが、ペンキャップ・ペン立ての厚みを出したい場合は、もっと何層かに重ねてください。

■羊毛をまんべんなくニードルで刺して行きます。マットに貫通するようにぶすぶすと刺してしまいます。

■刺せました。

■マットからゆっくり、羊毛をはがします。裏面は毛羽立ってボサボサですが、気にせずに、マットがくっついてこないようにゆっくりゆっくりはがします。

■裏返しにして。

■今度は反対の面を刺して行きます。

■まんべんなく刺せたら、またゆっくりとマットから羊毛をはがします。
羊毛がシート状になりました。

■シート状になった羊毛を、端から、ペンに一回り巻きます。

■ペンをくるりとシート状羊毛が1周したら、≪ペンと羊毛のキワをニードルで刺して行きます≫。ここでも、マットに貫通するくらいぶすぶすと刺します。
・ここがポイント!ペン自体をニードル針で刺すことは出来ないので、キワのラインを慎重にちくちくします。ペンを無理やり刺そうとしてしまって針を折らないように気をつけてくださいね◎

■キワのラインをまんべんなく刺せたら、ほんの少しペンを回転させて、またペンと羊毛のキワを刺して行きます。

とにかくキワッキワのところを刺します。

■2列くらい刺して、一度マットから羊毛をペンごとゆっくりはがします。
写真のように毛羽立ってボサボサになってますが、気にせず。

■再び少し巻いてはペンと羊毛のキワを刺しマットからはがす、少し巻いては刺しマットからはがす、を繰り返して、最後まで巻ききります。

■最後は表面になる部分を、ペンと平行になるようにニードル針を寝かせる感じの方向で持って、刺して整えていきます。

■端の部分は、ぼわぼわと出ている羊毛を筒の中に押し込む感じで、針で刺してまとめ綺麗にします。
・ペン立てにする場合やペンキャップの上に動物の頭など別のパーツをさらに組み合わせる場合は、接続部分はぼわぼわのまま残しておいてもいいと思います。

■表面と、両方の端を整えました。

・この時点で、さらに固くしっかりしたパーツにしたい場合は、水フェルトの手法も使うといいと思います。
45〜50度くらいのお湯に食器洗い用洗剤やシャンプーなどを1・2滴混ぜた石けん水を浸して、ごしごしこすります。こすって成形し終わったら、自然乾燥で乾かします。
水フェルトの基本的な手法についてはこちらの記事をご参照ください。
■ペンから羊毛を抜きます。

■羊毛の内側が毛羽立っていれば、ニードル針で整えます。

以上です!
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長くなってしまいましたが…いかがでしたでしょうか?
筒状パーツの片側だけ羊毛で閉じるようにまとめればペンキャップになりますし、土台と組み合わせればペン立てにも出来ます。ペンキャップの頭には動物の頭を作ってくっつけたりしても可愛いですね。
私も今回この写真のために作った筒は、ペンキャップにしてみようと思います。
もしわかりにくい部分や、ここもっと説明して!ということがありましたら、コメントお寄せください◎
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今まで作った作品はこちらのアルバムにまとめています。→羊毛フェルト2012
こちらも観ていただけると嬉しいです。