
また書くと書いたので公演終了してしまったが書くアマヤドリ『銀髪』@本多劇場を観ての雑感。Twitterに書くにはあまりに長くなるのでこっちに書くことにした。久々のブログ更新がこれって!だし、元はTwitterに書こうと思って書き出したものなので、読みにくいかもだけどお許しください。
再々演にあたる今回私は10年前の再演ぶりに観劇したが、再演当時物足りなく感じたのは作品全体・一丸となって押し寄せるべきエネルギーの不足と脚本テキストの洗練されてなさだった。広田さんがもっと刺さる言葉を書いて演るのを期待していた自分には不満だった。
「ラーメン屋のバイト仲間で起業したパニックを売り物にするベンチャー企業が、やがて国民的支持を得て巨大企業へとのし上がって行く」という巻き込み系の物語のエネルギーの渦巻くさまをもっと、もっともっと、目の前で生の人間が起こす熱量として感じたかったし、そのエネルギーのうねりに巻き込まれず凛と立つ、広田淳一の、時に詩的でコミカルで哲学的な拡がりをも見せるテキストの世界を同時に感じたかった。
10年を経て、再々演の今回を観劇した。
かなり期待していたのでコンディションとして万全の状..続きを読む